むじなの五代目都々一坊扇歌噺家アーカイブ

演目解説
米国コロムビア 明治末年発売
都々一坊を名乗るだけあって扇歌の残した音は都々逸だけ。都々逸は後年、三亀松などによって広く伝えられてきたが、明治の中期の扇歌の都々逸は、今聞くと味気なく、実に聞き取りずらいが、貴重な音である。(小島豊美)
演者基本情報
本名 | 岡谷喜代松 安政5年3月14日~明治45年5月29日 | 改名と師匠 | 柳亭?楽枝(明治12年.燕枝1) 春風亭?むじな(年代未詳.柳枝3) 柳家つばめ(明治15~16年頃?) 春の家柳舛(明治27年6月) 柳家つばめ(明治29年2月) 五代目都々一坊扇歌(明治35年1月) 柳家つばめ(明治43年12月) |
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出身 | 大阪 | ||
活躍年代 | 明治12年~明治45年 | ||
出囃子 |
演者解説
明治12年入門、明治29年2月真打。
五代目扇歌は俗に初代の柳家つばめ。やはり音曲に優れていた事から名跡を継いだが病気がちで返上、つばめに復した。柳派の古老として三代目燕路、三代目柳朝らと明治39年「昔噺洗濯会」をつくり後進の指導をした功績は評価される。(橘左近)

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