英国グラモフォン 明治36年発売 明治36年1月、レコード録音のため、英国グラモフォンの録音技師フレッド・ガイスバーグが来日した。その折にはこの快楽亭ブラックが、同国人の誼みから、通訳からプロデューサーの役までを引き受け、日本初の吹込みという貴重な功績を残し、そして彼自身もその特徴ある音声を八枚程の音盤に吹き込んだ。その一枚がこの『江戸東京時代の噺』で、漫談調のものではあるが、明治30年代という当時の時代背景がよく表れている。(都家歌六)