独逸ライロフォン 大正初期発売 酒のみの親子が禁酒を誓い合うということは、ありそうな話である。酔っぱらいの噺は、テーマが身近だということもあり、幅広い客層に受けるネタなので、昔から多くの落語家が手がけてきた。酔いっぷりも演者によってそれぞれ違う。しかし、酒飲みの本性は、今も昔も変わらない。圓太郎は得意の音曲を生かし、ふんだんに唄を盛り込んで音曲性豊かな演出をとったところが喜ばれ、よく売れたレコードだった。明治末期のライロフォン・レコードより収録。(岡田則夫)