パーロフォン 昭和4年発売 この噺は師走の寄席でよく聴くことができる。昔、正月には万歳が門付けをして祝い事をしていたが、いまは萬歳を登場させないで『掛け取り』の題で演じられる。軽妙な尾張萬歳の調子は古風で趣きがある。昔は落語家の層も厚く龍玉のような老練な芸人が大勢いて落語界を支えていたのである。龍玉が残した唯一枚の貴重なレコードである。(岡田則夫)