ビクター 大正初期発売 三遊亭福円遊は声色や百面相を得意にしていた。このレコードは『曽我石段』は曽我物の芝居で、鶴ケ岡八幡の石段前で工藤の家臣近江小藤太成家と八幡三郎行氏と出合い、闇の中の石段で立ち回りになる場面。声色は寄席の客と歌舞伎の客が同じだった時代は大変喜ばれた芸で、専門の声色師もいたが、落語家も噺の中に取り入れた。明治末期の米国ビクターの出張録音盤より。(岡田則夫)