米国コロムビア 明治36年発売 “『木遣くずし』の勝次郎”といわれてるほどこの唄を得意にした。現存している盤は状態が悪く、どしゃ降りのようなノイズだが、人間の耳のフィルターを通して聴くと、張りのある声、息つぎの呼吸までがまざまざとよみがえってくる。明治末の米国コロムビアと独逸ライロフォンに『都々逸』や『春雨』など十五枚ほどのレコードを残している。(岡田則夫)